エアコン取り付けにかかる時間はどれくらい?

エアコンを買った人のほとんどが、エアコン取り付けまでを販売店に依頼します。暑苦しい夜が続けば、一日でも早く買ったエアコンを稼働させたいのが人情ですが、実はエアコン取り付けは、時間指定ができないことをご存知でしょうか。日時の指定はできます。また、エアコン取り付けにかかる時間の平均は、約2時間だともいわれています。しかしエアコン取り付けに関しては、かかる時間の約束は、ほとんどの業者ができないと答えます。その理由は何なのでしょうか。これから、エアコン取り付けにかかる時間と、予約できない理由について解説します。

エアコン取り付けの工程

最初に、エアコン取り付けの工程について簡単にご説明しましょう。まずやることは、エアコン取り付けの場所を決めることです。それが決まったら、金具を壁に取り付けて、配管や電線を通す穴をあけます。

穴が開いたら、先ほど取り付けた金具にエアコン本体を設置します。室外機の場所を決めたら、配管や電線を穴から通して、本体と室外機をつなぎます。次は真空引きという工程ですが、これを行わなければエアコンはうまく稼働しません。また、故障の原因にもなりますので、どの業者も必ず真空引きを行います。

最後に試運転ですが、ここまでの工程にかかる時間は、平均して1時間半から2時間程度です。

エアコン取り付けの時間は予約できない

工程が明確で、ある程度の予測ができるのであれば、時間指定ができてもおかしくないように思えます。しかし多くの業者では、エアコン取り付けに関しては時間指定を受け付けていません。

その理由は、エアコン取り付けには想定外の工程が発生することがあるからです。朝一番の予約であれば、訪問時間を指定することはできるでしょう。しかしそこで異例の工事が必要になると、終了時間をはっきりさせることはできません。

同様に、ほかの客先で異例の事態が起きた場合には、当日の予約がずれ込むことになります。また、そうした例が珍しくないことから、エアコン取り付けの時間指定はできないとされているのです。

エアコン取り付けの想定外事例

ではどのような場合が、エアコン取り付けの想定外事例となるのでしょうか。たとえば、よくある例では室外機の設置場所を作る工程が発生するといったものがあります。エアコン本体と室外機が、近い位置にある場合は、予定外の時間がかかることはありません

問題となるのは、エアコン本体が二階以上にあるが、室外機を置くベランダなどがないといった場合です。そうしたときは、室外機を吊る場所を作らなくてはいけません。屋根に置く場合や、壁に取り付ける例もありますが、やはりこうした場合には、近くにおける場合よりも時間がかかってしまいます。

コンセントまた、エアコン用の専用コンセントが用意されていない場合も、想定外の事例といえます。エアコンは、通常のコンセントの電圧では正常に稼働しません。100V以上の強い電圧が必要なため、専用コンセントがない場合は新しく作る必要があります。

コンセントがなければ新規に回路を開かなくてはいけませんし、電圧が低い場合は、電圧の変更を行わなければいけません。このような工事に手間がかかった場合も、やはり終了時刻はあらかじめ想定していたものを上回ることになるでしょう。

エアコン取り付けのみを考えて訪問した先で、古いエアコンの取り外しを依頼されることもあります。こうしたことがあると、時間もそうですが、費用も予定を超過してしまうことがよくあります。このようなことがないように、エアコン取り付けの予約を取るときは、なるべく現状を詳しく業者に伝えるよう心がけましょう。また、可能であれば事前に訪問にて、見積もりを取っておくことも大切です。